中学生で英語が得意だった人の多くは英検準2級や英検2級を持っています。
しかし、英検2級と準1級では難易度にかなりの差があり、高校生全体でも保持者は少ないです。
今回は実際に筆者が高校1年生の時に英検準一級を取った勉強法を解説していきます!
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目次
英検準1級のレベル
級 | 一般的なレベル |
英検準1級 | 大学中級程度 |
英検2級 | 高校卒業程度 |
英検準2級 | 高校中級程度 |
英検3級 | 中学卒業程度 |
英検準1級のレベルは一般的に「大学中級程度」と言われています。
あまりイメージができないですよね?
大学入試でいうと、だいたい早稲田大学や慶応義塾大学、上智大学あたりのレベル感でしょう。
言ってしまえばかなり難しいです。ただ、適切な勉強をすれば高校1年生でも合格できます。
英検準1級を取るメリット
高校入試は英検を持っていると追加で得点が入る程度であるものがほとんどでしょう。実は大学入試ではより幅広く英検を活用できます。
早慶上理、やGMARCHのような有名私立では得点加算はもちろん、英検利用入試の出願資格を得ることができます。
さらに国立大学の広島大学では、英検準1級を持っていると共通テストの英語が満点になります。共通テストで失敗した際の強い味方になります。
余談ですが、筆者は共通テストの英語で失敗したので、後期入試で広島大学に出願しました。
さらに、英検準1級に合格するレベルの英語力があれば他の科目に時間を割くことができます。
高校1年生で受かる!英検準1級の勉強法
では実際にどのように勉強していけばよいのでしょうか。筆者の体験をもとに解説していきます。
リーディング
単語を覚える
当たり前ですが、単語を覚えておかないと話になりません。英検準1級に合格するための必要単語数は約8,000語程度と言われています。
英検2級の必要単語数が5,000~6,000語ほどと言われているので、新しく2,000語以上を覚える必要があります。
短期間で大量に覚えるにはテクニックが必要です。筆者が実践したものをいくつか紹介するので参考にしてみてください。
テクニック | かかる時間 | 覚えやすさ |
単語帳を5ページ覚えた後に赤シートで隠して全問正解するまで先に進めない | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ (繰り返せば粗方覚えられる) |
似た意味の単語を一緒に覚える | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ (語感が似ているものが多いため、覚えやすいができない単語もある) |
単語の入った文を自分で作る | ★★★★☆ | ★★★★☆ (時間はかかるが、自分で変な文やバカげた文を作るほど覚えやすい) |
英会話で単語を使う | 各環境による | ★★★★★ (脳内で即興で英語を構成するため、1回会話で使えば長い間覚えていられる) |
長文は速読→精読
長文の読み方には2パターンあります。
「速読」は1~2分の短い時間で文章全体を大雑把に読み、ざっくりとした内容をとらえる読み方です。
一方「精読」は時間をかけて文章を読み、具体的な内容まで把握する読み方です。
多くの人が精読から始めてしまいがちです。しかし、精読だけだと文章展開が分かりづらく内容を把握しにくくなってしまい、結果時間のロスにつながります。
慣れるまで少し時間がかかるので、長文演習では必ず最初に速読を練習しましょう。
速読後に設問を確認する
速読してどのような話かをざっくり理解した後、すぐに設問の文章を確認しましょう。
答えになりそうな文章の位置のおおよその見当がつくはずです。その後、何を問われているかをしっかり頭に入れて精読していきます。
この際選択肢を確認する必要はありません。自分で答えになる内容をおさえ、その内容に合致する選択肢を選びましょう。
長文は2段落ごとに問題を解いていく
だいたいの長文で設問と段落が1対1対応してますが、時々そうでないこともあるのが英検準1級です。
見当違いの段落の中で解答を探していると当然時間のロスになります。このため、特に段落数と設問数がかみ合っていない長文は2段落ごとに精読していきましょう。
ライティング
要約は段落ごとに1文~2文の内容を取り出す
英検準1級では、2024年度から要約が追加されました。3段落程度の長文を60~70語程度で要約する問題です。多くの人が慣れない要約に苦戦すると思います。
要約において重要なのは、その段落における話題や結果、結論を抽出することです。
1段落の最初の1文にはこれから話す内容である、トピックセンテンスが書かれていることが多いです。トピックセンテンスがある場合は必ず使いましょう。
トピックセンテンスらしきものが無い場合も、1段落に話題が書かれてあるので抽出しましょう。
2,3段落はTherefore や Consequentlyのような語の後の内容を記述しましょう。どうしても結果以外を書きたい場合はBecause of を使って句としてまとめましょう。
エッセイの内容はありきたりでOK
エッセイでは問いに対して120~150語で自分の意見を書いていきます。エッセイでは主に語句の使い方、文法、論理構成を採点されます。
要するに、正しく語句や文法が使われていて論理の筋が通っていて、構成も整っていればどんなに内容や理由がありきたりでも高得点を獲得できます。
理由が思いつかない場合でも、POINTSの欄にヒントが書かれてあるので利用してありがちな言い分を作りましょう。
リスニング
先に選択肢を見ておく
リスニングはどのパートも1回しか音声が流れません。説明の音声がなっている間にできるだけ選択肢に目を通しておきましょう。
特に最初の5問をしっかり頭に入れておくと精神衛生上、楽です。
悩んだ問題は一番最初の回答を使う
音声が1回しか流れないので、不安になる問題が多少なりとも出てくるはずです。そんな問題は1番最初に選んだ選択肢を採用して、次の問題に備えましょう。
リスニングは不安を抱えたり焦ったりすると芋づる式で間違えていきます。多くの問題を間違えるより、1問を捨てる方が合理的です。
できるなら、問題の途中で答えを見当付けする
英検準1級の問題では、間違いの選択肢はほとんど起こっていないことや言っていないことになっています。つまり、聞こえてきた内容が選択肢の内容と一致しているなら、答えの可能性が高いわけです。
ただ、見当付けには慣れが必要なのでできる人はやってみましょう。
問題を聞くことに集中する
しっかり問題に集中すれば、何を言っているかをしっかり聞き取れます。他の問題や終わった問題のことを考えていたら、聞き逃してしまいます。
1問1問にしっかりと集中して取り組みましょう。
これで受かった!実際に使った参考書6選
最後に筆者が実際に英検準1級に合格した際の参考書を紹介します。
筆者が使っていた単語帳です。1つ1つの単語にしっかりとした例文がついているので、非常に覚えやすかったです。ただ、かなり厚みがあるので持ち運びには不向きです。
愛用していた語彙問題の参考書です。大量に問題が乗っているので、単語帳に出てこなかった単語や知らない単語をこの問題集でカバーしていました。
いわゆる過去問ですが、分野別に分けられているので解説がしっかりしています。しっかり復習ができるので、過去問を無駄なく使用できます。
これは試験直前に行った予想問題ドリルです。過去問より少し難しいですが、演習不足になりがちな英検の対策にはもってこいの参考書です。
まとめ
英検準1級は高校1年生にとっては非常に難しい試験です。しかし、しっかりと段階を踏んだ対策を行えば必ず合格します。
合格するまで勉強がつらいですが、頑張りましょう。
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