受験が迫ってきて基礎固めはできているけれど、受験勉強にどの参考書を使えば良いか分からないと悩んでいる高校三年生はたくさんいます。そこで今回は、レベルの高い数学の参考書をご紹介していきます。
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目次
数学は「学習」から「演習」へ
多くの人は高1、高2の間にチャート式やFocus Goldのような網羅系参考書で例題を習得して数学の基礎を学習しています。
しかし高3では、より実戦的な問題演習を積み重ねることによって大学入試を突破できるレベルの経験を積む必要があります。
また数学において重要な考え方や自分で答えを導き出す能力は習得するのに多大な演習量と時間が必要です。
この記事では、受験生向けの数学の参考書を用途や特徴とともに紹介していきます。
文系数学と理系数学
数学には文系数学と理系数学があります。文系数学は数学1・A・2・B(数学Cはベクトル)を学び、理系数学ではそれに加え、すべての数学Cと数学3を学びます。
この記事では文理両方で使えたり分野が分けられている参考書には(文・理)
数3が入っている場合(理系)と表記します。
おすすめ数学参考書9選
理系数学の良問プラチカ 数学1・A・2・B・C(文・理)
こちらは理系数学の良問プラチカ数学1・A・2・B・Cです。数学のプラチカシリーズの中では最も難易度が低く、基礎ができている場合、高3前から始めても大丈夫です。
問題数は165題と演習書としては比較的少なく、1周目を短期間で終わらせやすい参考書です。
「理系」とありますが、数学1・A・2・B・Cを扱っているので文系の方も使用できます。
理系数学入試の核心 標準編(理系)
こちらは理系数学入試の核心です。上で紹介した理系プラチカと同様の難易度で問題数は若干プラチカより少ないです。
この参考書は3題セットが50回分となっているため、テスト形式で取り組むことができます。
地方の国公立やMARCH志願者には直前の仕上げとしてピッタリでしょう。
1対1対応の演習(文・理)
価格:1210円 | |
問題数 | 1冊あたり100題~160題 (例題40~80、練習40~80、その他融合問題) |
難易度 | ★★*☆☆ 2.5/5.0(標準) |
解説の丁寧さ | やや雑 |
おすすめ度 | ★★★★☆ 4.0/5.0 |
こちらは1対1対応の演習です。数学1・A・2・B・3・Cで参考書が分かれており、自分の演習したい分野にのみ絞って演習することができます。
薄い割に高額ですが、その分問題の質は高く、繰り返し周回することで力を発揮します。
問題のセレクトが非常に優秀で痒い所に手が届く良問ばかりです。
各単元の要点や考え方は丁寧に書かれていますが、問題の解説はかなりさっぱりとしていますが問題がそこまで難しくないのであまり気にならないです。
標準問題精講(文・理)
価格:1540円 | |
問題数 | 1・A 124題 2・B 183題 3・C 134題 |
難易度 | 1・A ★★☆☆☆ 2.0/5.0(やや易) 2・B ★★*☆☆ 2.5/5.0(標準) 3・C ★★★☆☆ 3.0/5.0(標準+) |
解説の丁寧さ | かなり丁寧 |
おすすめ度 | ★★★☆☆ 3.0/5.0 |
こちらは標準問題精講です。基礎問題精講の上位レベルにあたるものですね。
この参考書の特徴としてそれぞれ若干難易度が異なるという点が挙げられます。
プラチカのも難易度が異なりますが、差が激しいことで有名です。対して標準問題精講は難易度差が大きくないため、まとめて見られがちです。
1・Aが簡単であるため調子に乗り、2・Bあるいは3・Cで挫折する人も少なくないようですね。
ただし、問題集の出来は非常に高いのでうまく使えば成績が上がるでしょう。
やさしい理系数学(理系)
こちらはやさしい理系数学です。通称「やさ理」と言われているこの参考書ですが・・・
はい、全くやさしくありません(笑)。東大志願者からしてみれば「やさしい」という意味でしょうか。
かなり難易度が高いため、旧帝大や早慶志願者以外には必要ないと思います。
とはいえ解説は相当しっかりしており、参考書としての出来は高いです。
数学重要問題集(理系)
価格:1430円 | |
問題数 | 301題 |
難易度 | A問題 ★*☆☆☆ 1.5/5.0(易) B問題 ★★★☆☆ 3.0/5.0(標準+) C問題 ★★★★☆ 4.0/5.0(難) |
解説の丁寧さ | 丁寧 |
おすすめ度 | ★★★★☆ 4.0/5.0 |
こちらは数学重要問題集です。物理や化学が有名ですが、数学もあります。
この参考書の特徴として圧倒的な問題数、難易度のカバー範囲、そして青チャートとの対応です。
301題という数学参考書の中でもトップレベルで多い問題数を有し、難易度のカバー範囲も定期テストレベルから旧帝大レベルと広いです。
さらにこの参考書には青チャートとの対応表があり問題番号がチャートの例題番号と対応しています。
気になる問題や復習したい問題を基本に戻って復習できます。
解説も丁寧なので素晴らしい参考書です。
ハイレベル数学の完全攻略(文・理)
価格:1320円 | |
問題数 | 1・A・2・B・C 45題 3・C 41題 |
難易度 | ★★★*☆ 3.8/5.0(やや難) |
解説の丁寧さ | かなり丁寧 |
おすすめ度 | ★★★★* 4.5/5.0 |
こちらはハイレベル数学の完全攻略です。通称「ハイ完」と言われる参考書ですね。
こちらの参考書は問題数が非常に少ないのが特徴です。
しかしその分解説が本当にしっかりしており、1問で5、6問分に匹敵します。
難易度はなかなか高いですが全く解けないほどではなく、ちょうどよい難易度になっています。
数学の力をさらに高めたい人には最適です。
上級問題精講(文・理)
価格:1430円 | |
問題数 | 1・A・2・B 147題 (例題116題、練習31題) 3・C 148題 (例題119題、練習29題) |
難易度 | ★★★★* 4.5/5.0(難+) |
解説の丁寧さ | かなり丁寧 |
おすすめ度 | ★★★☆☆ 3.0/5.0 |
こちらは上級問題精講です。旺文社の精講シリーズの最上位参考書です。
非常に難解で一問一問が重いので、時間がない人には不向きかもしれないです。
ただし東京一工を目指す場合、役に立つ参考書となります。特に最近は見たことがないような入試問題が多くなってきているため、問題の引き出しを増やすには最適です。
また、解説が丁寧で理解しやすいので難関大志望者からの人気が高い参考書です。
世界一わかりやすい阪大の理系数学合格講座(理系)
こちらは世界一わかりやすい阪大の理系数学合格講座です。問題数は60題とあまりにも少ない割に、ページ数が550超えの一風変わった参考書です。
この理由は阪大の過去問を「理解」や「計画」といった解く前段階の思考プロセスに重点を置いた参考書です。
これは難関大の数学を解くうえで非常に重要であり、実際に編集者自身もの思考プロセスを練習することで数学の成績が上がりました。
また1題の解説に7~8ページ使っているため解説はこの上なくわかりやすく、記述例や別解も豊富です。
この他にもテーマごとの考え方のおさらいや、受験におけるコラムなどあらゆる要素が詰まった良書です。阪大だけでなく、その他の難関大志願者にも非常に役に立つ参考書です。
まとめ
参考書にはいろいろな種類があります。
各参考書の特徴をしっかりと理解し、自分のレベルや志望校に合った参考書を選びましょう。
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