「勉強しているのに全然数学の成績が上がらない!」と思っている高校生は多くいます。成績が停滞する原因が自分でもあまり分からないというのが数学にはよくあることです。
この記事では数学の成績が上がらない高校生に向けて、数学の勉強法を偏差値別に紹介していきます。(偏差値は河合塾全統記述模試基準)
目次
- 数学は人によって全然勉強法が違う?
- 偏差値40未満の人がするべき数学の勉強:教科書の例題を解けるようにする
- 偏差値40以上50未満の人がするべき勉強法:網羅系参考書のレベル2までを解けるようにする
- 偏差値50以上55未満の人がするべき勉強法:網羅系参考書のレベル3までを解けるようにし、演習量を増やす
- 偏差値55以上60未満の人がするべき勉強法:網羅系参考書のレベル4までを解けるようにし、計算ミスを減らす
- 偏差値60以上70未満の人がするべき勉強法:問題集で演習量をこなす
- 偏差値70以上75未満の人がするべき勉強法:より難しい問題集で演習する&早く解くことを意識してみる
- 偏差値75以上の人がするべき勉強法:いろんな大学の過去問を解く
- まとめ:自分のレベルにあった勉強法を実践しよう
数学は人によって全然勉強法が違う?
よく学校の先生が「暗記数学はダメだ!本質を見抜けば解ける!」と言っているのを聞いたことがありませんか?確かに暗記数学だけでは成績が頭打ちになってしまいます。
しかし暗記数学が悪いというわけではなく、数学の基本が身についていない人にとってはむしろ成績を上げるカギになっていきます。このように手法の一つをとっても向き不向きがあるんです。
偏差値40未満の人がするべき数学の勉強:教科書の例題を解けるようにする
偏差値40未満の人は根っから数学が分かっていない可能性が高いです。模試において大問1つにつき1つ目の問題は教科書レベルの問題であることがほとんどです。
まずは基本問題を確実に得点するために教科書の例題を解いてみましょう。ここで重要なのが、教科書問題は1周するだけで十分ということです。確実に解ける問題が増えるのでおすすめです。
偏差値40以上50未満の人がするべき勉強法:網羅系参考書のレベル2までを解けるようにする
数学の勉強において一番大事なのは基本です。教科書よりも少しレベルの高い網羅系参考書の例題を解いてみましょう。
黄、青チャートならコンパスマークのレベル2まで、Focus Goldならアスタリスク(*のマーク)2までの例題をマスターすることを目指しましょう。
偏差値50以上55未満の人がするべき勉強法:網羅系参考書のレベル3までを解けるようにし、演習量を増やす
このレベルの人は数学の基本はマスターできているはずです。少し発展的な内容である網羅系参考書のレベル3の例題を解きましょう。
黄、青チャートならコンパスマークのレベル3、Focus Goldならアスタリスク(*のマーク)3の例題が該当します。
ただしこのレベルからは少し難しくなり、以前のようにうまくいかない場合があります。
そんな人は演習量を増やすことをお勧めします。例題の下にある練習問題や学校で配られる問題集をやってみてください。
偏差値55以上60未満の人がするべき勉強法:網羅系参考書のレベル4までを解けるようにし、計算ミスを減らす
このレベルの人は発展的なレベルを視野に入れましょう。
黄、青チャートならコンパスマークのレベル4、Focus Goldならアスタリスク(*のマーク)4の例題が該当します。このあたりの例題は難しいので繰り返し練習しましょう。
また、普段は偏差値60以上あるのに計算ミスで偏差値がここまで下がってしまった人がいるはずです。問題ごとに見直しをしたり、字を丁寧に書くということを心がけましょう。
偏差値60以上70未満の人がするべき勉強法:問題集で演習量をこなす
このレベルの人は数学の発展的な内容を学習しましょう。
理系数学の良問プラチカⅠAⅡBや1対1対応の演習のような少しレベルの高い参考書やチャートのExercise, Focus GoldのStep upがおすすめです。
出来なかった問題は1週間以内にもう一度やってみましょう。出来るようになるまでが大事です。
偏差値70以上75未満の人がするべき勉強法:より難しい問題集で演習する&早く解くことを意識してみる
この偏差値の人はかなり数学のレベルが高いです。
やさしい理系数学やハイレベル数学の完全攻略のような問題集で演習をしましょう。
また、数学の解き方を改良したいという人は世界一わかりやすい阪大の理系数学合格講座という参考書がおすすめです。
またこのレベルの人は試験でできるだけ多くの問題に目を通すことができるように早めに解くことを心がけてみましょう。ただし、計算ミスには十分に気を付けてください。
偏差値75以上の人がするべき勉強法:いろんな大学の過去問を解く
このレベルの人は言うことがありません。様々な入試問題に触れてみてください。
まとめ:自分のレベルにあった勉強法を実践しよう
数学の勉強は自分のレベルによって実践方法が異なります。自分に合った勉強法を見つけて成績を上げましょう。
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